3位は井ノ原快彦『特捜9』、最終回で犯人捕まらず賛否

 3位は同じくテレ朝系の人気刑事シリーズ『特捜9』のseason7(水曜午後9時)で、全話平均は8.7%。同作は警視庁捜査一課特別捜査班の主任・浅輪直樹(井ノ原)をはじめとした特捜班が難事件に挑む物語で、今シーズンは“多様性”がテーマだった。

 season7の単話の平均世帯視聴率は7~9%台で、一度も2ケタに届かなかったのは今シーズンが初。コア視聴率も相変わらず苦戦しており、若い視聴者へのアプローチが課題となっている。

 なお、第9話と第10話(最終回)でフェイク動画を題材とした一つの事件が描かれたが、真犯人が捕まらないままシーズンが終了。どうやら1年後に放送されると思しきseason8に持ち越されるようだが、「続編あるってことだよね? 楽しみ!」「1年も空いたら話忘れちゃうよ」などと賛否を呼んでいるようだ。

 また、ランキング下位には、日本テレビ系の『ACMA:GAME アクマゲーム』(日曜午後10時30分)と『街並み照らすヤツら』が続いており、共に全話平均は3%台と惨敗。今期の日テレは、5位の『花咲舞が黙ってない』(土曜午後9時)を除いて不発となった。

 『アンチヒーロー』と『Believe -君にかける橋-』がトップ争いを繰り広げた春ドラマ。7月期の夏ドラマはすでに一部がスタートしているが、日曜劇場の連覇はあるだろうか。