日本時間30日に米・アリゾナ州で行われたプロボクシングWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチで、同級王者のファン・フランシスコ・エストラーダが王座から陥落した。

 34歳のベテランを追い落としたのは、24歳にして1階級下のフライ級でIBFWBO2団体を統一し、返上してきたジェシーバムロドリゲス。1位にランクされていたバムは初回からエストラーダを圧倒すると、4ラウンドにサウスポースタイルからのワンツーストレートで最初のダウンを奪う。6ラウンドには逆にダウンを奪われるものの、最後は7ラウンドに左ボディーブローを突き刺してノックアウト。エストラーダが苦悶の表情でマット上をのたうち回る壮絶なフィニッシュだった。

 これで、バムは20戦全勝(13KO)に成績を伸ばし、スーパーフライ級のトップ戦線に躍り出た形だ。