◆レバーは美味しかったけれど、大きすぎる代償が
「人生初の車いすでした」と語る朱莉さん。ほかの患者への感染症予防のために、個室に入院することになったそうです。
「ただの食あたりかと思ったら、急性大腸炎という診断で1週間ほど入院しました。はっきりとした原因はわからないのですが、どうやらあのレバーがよくなかったみたいです。入院中は、最初はずっと点滴をしたままで、食事ができない状態。食べられるようになっても、しばらくはおかゆだけでした。ものすごくツラかったので、これからはみんなが美味しいと言って食べていても、夏場の生ものは控えようと思いました」
生の食肉やレバーには、O157などの腸管出血性大腸菌やカンピロバクター、サルモネラ属菌などの食中毒菌が付着していることがあるそうです。
夏場は開放感からつい暴飲暴食をしてしまいがち。夏バテで体力が落ちていることもあるので、生ものなどは控えたほうが安全です。朱莉さんにとっては安い居酒屋だったようですが、入院代はかなり高くついてしまったようです。
<文/池守りぜね>