◆男児を1人にしておく危険、ワンオペ外出…

また赤ちゃんの授乳の時に、一緒に連れて来た上の子も授乳室に入るのは、母子だけで外出した際には一般的なことです。母子だけで外出した時、母親は男子トイレに入れないので、仕方なく女子トイレに一緒に行くケースも。

最近では男児への男性からの性加害の事件も少なくありません。そのため、公共の場で幼い男児を1人にさせておく危険性を考えて、母親と一緒に行動させるという事情もあります。

そもそも母親が女湯や女子トイレに男児を入れたり授乳室に同行させたりしているのは、父親の不在が引き起こしています。一緒に父親がいない、または父親に安心して男児の世話をお願いできないことも、原因のひとつではないでしょうか。

男児ママも積極的に女性専用のスペースに男児を連れて行っているわけではありません。本当は連れて行きたくないのに、仕方なく“連れ込んで”いる事情があります。

当該ポストは「男児ママってどこでも男児を連れ込む」として、その背景を想像することなく男児ママへの恨み節を綴っていました。子育ては母親だけでなく父親も一緒にやるべきもの。それなのに、男児の子育ての責任をすべて母親に押し付けているかのような物言いには違和感は否めません。