4.巽橋
白川にかかる小さな橋。巽橋一帯は京都市の伝統的建造物群保存地区に指定されており、絵になる場所として、観光客の撮影スポットとしてはもちろん、さまざまな映画やドラマのロケ地としても使用されています。
桜の名所としても知られ、桜と石畳、そして柳が織りなす風景がなんとも京都らしいと人気。桜の時期はとくに、世界各国からの観光客で賑わいます。
5.東福寺 通天橋
京都五山のひとつで、嘉禎2年(1236年)より19年もの歳月をかけて完成しました。現存する禅寺としては最古で最大の「三門」は国宝に指定。そして、東庭、南庭、西庭、北庭と趣のことなる4つの庭が配された「本坊庭園」は、2014年に国指定名勝に登録されました。
東福寺は紅葉の名所としても名高く、本堂と開山堂をつなぐ約27mの通天橋からは、京都随一とも言われる紅葉を楽しめます。また下から見上げる通天橋と紅葉の風景もまた見事です。
6.三条大橋
三条大橋は鴨川に掛かる橋の中で、唯一木製の欄干が残っており、京都市のシンボル的存在です。
注目したいのは、三条大橋のかたわらにある弥次喜多像のたもとから歩いて2本目の擬宝珠(ぎぼし)。池田屋騒動の時に新撰組隊士が付けたものと伝わる刀傷が残っています。
傷自体はそんなに大きな物ではありませんが、記念に触っていく人が多いためか傷の部分が変色しているので、すぐに見つけることができるはずです。
7.宇治橋
京都の「山崎橋」、滋賀の「瀬田の唐橋」とともに日本三古橋に数えられており、宇治のシンボルとして親しまれています。
最初の橋は大化2年(646年)に架けられ、現在の橋は平成8年(1996年)に架け替えられたもの。長さは155.4m、幅は25mで、宇治橋から眺めた宇治川の上流の眺めは、国の重要文化的景観にも指定されています。