なお、同作の配給元である松竹は、24年2月期(23年3月~24年2月)の連結決算で黒字回復を発表した。同社は昨年、福原遥と水上恒司のダブル主演映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』や『滝沢歌舞伎ZERO FINAL 映画館生中継!!』などが大ヒットして興収を伸ばしたが、『九十歳。何がめでたい』の今後の成績にも期待したいところ。
また、全国197スクリーンと小規模での公開ながら10位に入った『朽ちないサクラ』は、作家・柚月裕子氏の同題警察小説(徳間書店)の実写版。
原作では“米崎県”という架空の県が舞台となっていたが、映画では愛知県に変更され、県警広報広聴課に勤める森口泉(杉咲)が親友の新聞記者・津村千佳(森田想)の変死事件の真相に迫っていくというサスペンスミステリーを展開。
キャストはほかに萩原利久、坂東巳之助、駿河太郎、遠藤雄弥、和田聰宏、藤田朋子、豊原功補、安田顕などが出演。鑑賞済みのネットユーザーからは、「主演が杉咲さんなので安心して見れたし、期待通りだった」「いい役者がそろっていて見応え抜群」といった声が寄せられる一方、「ストーリーというかオチがいまいち」「画や雰囲気はいいが、盛り上がりに欠ける」という指摘もみられた。