◆Fさんが出ていく日に…ファーストキス
そしてある日の夕食中にFさんから「やっと良い部屋が見つかったから引っ越すよ」と言われた時に動揺してしまった美帆子さん。
「離れたくないって強く思っている自分に驚いてしまって…そしたらFさんが『そこを仕事場にしてバリバリ仕事頑張るから、僕とちゃんとお付き合いしてもらえませんか?』って言ってくれたんです」
思わず自分からキスしてしまった美帆子さん。それが二人のファーストキスだったそう。
「ちゃんとお付き合いする事になったので、一応彼にもメールで報告したのですが返信はありませんでした…まぁ、そりゃそうですよね」
彼には悪い事をしたなと反省しながらも、今ではFさんに夢中の美帆子さん。
「まさかこんな事になるなんて、人生って何が起こるか分かりませんね」とため息まじりに語る美帆子さんなのでした。
<文&イラスト/鈴木詩子>
【鈴木詩子】
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop