◆彼に別れたいと宣言し、Fさんを支えたいと発言していた

「どうやら酔った私が、彼と別れてFさんと付き合うと言ったらしく…Fさんが私の部屋に引っ越す準備をしていたんですよ」

 美帆子さんは、普段から泥酔するようなタイプではなく、ましてや記憶をなくしたのは初めて。

「全く覚えていないですが、理路整然と彼に『もうすでにマンネリ気味で、この先どんどんときめかなくなるなら無理して結婚なんかせずに、お互いに新しい恋をした方がいいのではないか?』と別れたい理由を言ってたらしいんです…」

 そして、Fさんに「夢を実現させ、より大きく羽ばたこうとしているFさんを支えたい」と惹かれた理由を語る美帆子さんの姿に、彼は仕方ないと納得し、Fさんは感激。

「こんな事になってしまった以上、もうここには居られないと荷造りを始めたFさんに『うちに来ればいい』と私が言って、そのまま眠っちゃったみたいで…」

 寝ている美帆子さんの横で、彼とFさんは話し合い「もう前のような関係には戻れないと思うけど、お互い頑張っていこう」という結論になったそう。

 正気に戻った美帆子さんは、彼に「酔っていたから、そんな事言っただけで本当は別れたくなんかないよ」と訴えてみましたが…。

カフェで話し相手