山口県で人気の秋吉台エリアを起点とし、日本海に位置する青海島をめぐる観光モデルコースをご紹介します。秋吉台エリアではカルスト台地、洞窟、湧水地などを堪能し、青海島エリアでは大海原でのクルーズ、資料館めぐりなどを楽しむことができます。

旅の大まかなスケジュール

この記事では、山口県の観光スポットで大人気の 秋吉台エリア(美祢市)→青海島エリア(長門市) を、1泊2日で堪能するモデルコースをご紹介します。

山口宇部空港を利用する場合、空港から秋吉台エリアまで 車で約1時間 。例えば、羽田空港12時台発のフライトを利用した場合、山口へ到着するのは14時台になります。筆者もこのタイムスケジュールだったため、まず初日は、秋吉台エリアを目指しました。

写真:菊地早秋

翌朝も秋吉台エリアを観光し、その後 車を約1時間走らせ青海島エリアへ移動 。山から海へと景色が変化していく様子が見どころです。青海島エリアは、昼前~夕方にかけて観光することができます。

写真:菊地早秋

以上を踏まえ、さっそく以下より具体的な モデルコースのご紹介 に入りたいと思います!

●1日目スタート【16:00】白水の池

写真:菊地早秋

白水の池は、 秋吉台エリアに湧く丸い池 です。湧き出る水が やや白濁 していることから「白水」という呼び名が付きました。年中涸れることのない豊かな水は、 石灰岩 (水中動物の骨などが水底に溜まってできたもの)を溶かしながら出てくるため、カルシウムを多く含んでいるそうです。

写真:菊地早秋
写真:菊地早秋

ちなみに秋吉台エリアの台地には、こういった 石灰岩 が、広い範囲に横たわっています。白水の池の見学所要時間は 10分程度で十分 ですが、秋吉台の地形を理解するにはぜひ立ち寄っておきたいスポットです。駐車場はないので、近くの農道に停車しましょう。

【16:30】別府弁天池

写真:菊地早秋

「別府厳島神社(べっぷいつくしまじんじゃ)」と呼ばれる神社境内に湧く、 エメラルドブルーの湧水地 です。山口県の 名水百選 にも認定されていて、湧水が溜まってできた大きく美しい池は、いまや神社のシンボルとなっています。

写真:菊地早秋
写真:菊地早秋

あまりの透明感に深さがあるとは思えませんが、実は最も深いところで 約4メートル もあります。給水所では、 水を汲んで頂く こともできますので、空のペットボトルを準備するか、併設されている 直売所 で容器を購入しましょう。駐車場は広く設けられています。見学所要時間は 約30分 です。

写真:菊地早秋

【17:30】道の駅おふく

写真:菊地早秋

秋吉台エリアにある2つの道の駅のうちの1つで、 お土産購入など に最適なスポット。内観がとても綺麗に整備されており、観光客向けの品揃えになっています。買ってすぐ食べられるようなお惣菜類の取扱いはほぼありませんが、 包装されたお土産 はたくさんの種類があります。

写真:菊地早秋
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参考までに、筆者が購入したものをご紹介しておきます。 天然フグの燻製 は、おつまみなどに頂ける一品で、素材を活かした無添加商品です。 削りかまぼこ は、山口ならではの珍しい加工品です。駐車場は広く用意されていて、停車しやすいです。ゆっくりお買い物される場合は、 30分程度 みておきましょう。

写真:菊地早秋

【18:00】於福温泉

写真:菊地早秋

於福温泉と書いて「 おふくおんせん 」と読みます。先述した 道の駅おふくと同じ敷地内 にある天然温泉施設です。館内は広く、ちょっとしたお土産コーナーやお座敷の休憩スペースがあり、入浴前後にゆっくりすることができます。

写真:菊地早秋
写真:菊地早秋

温泉は、 地下1,250メートルから毎分1.5トン 自噴しています。豊富な湯量を活用し、 全浴槽 源泉かけ流しとなっていて、スーパー銭湯と下町の銭湯の中間くらいの広さがあります。露天風呂は、天然石を入れたトルマリン風呂。営業スケジュールは、公式HP内の最新記事からご確認下さい。

【19:00】美祢(みね)市内でディナー&宿泊

秋吉台エリアで宿泊する際は、 美祢(みね)駅付近が便利 です。美祢駅周辺には、複数の 飲食店、ホテル、スーパー、コンビニ等 があり、人通りは少ないですが、お店が集中しているので何かと安心です。筆者も、美祢駅から徒歩約10分の飲食店とホテルを利用しました。