宮沢賢治も湯浴みした露天風呂

3棟ある建物には大浴場が6か所あって、そのうち湯治屋には混浴露天風呂の「大沢の湯」、女性専用露天風呂「かわべの湯」、男女別の内風呂「薬師の湯」があるほか、湯治屋の宿泊客は山水閣にある「豊沢の湯」も利用できます。※菊水舘の内風呂「南部の湯」は現在休館

▲豊沢川に張り出すようにもうけられた混浴露天風呂「大沢の湯」 <画像提供:大沢温泉>

湯治屋にある「大沢の湯」は、宮沢賢治も幾度となく利用したお風呂です。古くからの混浴露天風呂で、女性専用の脱衣場を備えます。広い湯船は100%掛け流しで、目の前には豊沢川の流れや山々が広がって開放感抜群。とはいえ、男性の視線や曲り橋を散策する人も気になるため、女性が安心して入浴できるように20時から21時まで女性専用時間を設けています。<利用時間:5時~24時 女性タイム:毎日20時~21時>

▲女性専用露天風呂「かわべの湯」 <画像提供:大沢温泉>

女性も気を使うことなく露天風呂を楽しみたいという声に応えて2007年に誕生した「かわべの湯」。眺望を愉しみながらいいお湯を源泉掛け流しで楽しめます。<利用時間:6時~24時>

▲男女別の大浴場「薬師の湯」 <画像提供:大沢温泉>

「薬師の湯」は男女別の内湯で、タイル張りのレトロな湯船は昔懐かしい雰囲気です。洗い場は3箇所あって、そのうち2箇所にシャワーを設置。脱衣場にはドライヤーも用意します。ふたつの湯船は掛け流しの熱めとぬるめで、身体の芯までじっくり温まりました。<清掃時間以外は24時間利用可能>

▲山水閣にある「豊沢の湯」 <画像提供:大沢温泉>

湯治屋の宿泊客も利用できる男女別の半露天風呂。洗い場も多く、脱衣場にはドライヤーが用意されるなど、利用しやすい浴場です。※浴槽が大きいため循環併用の掛け流しです。

必要なものが何でもそろう売店

館内には、長逗留する人のためにほぼ何でもそろう売店があります。手ぶらで訪れたとしても、必要なものは売店で全て手に入れられるほどの品ぞろえ。一度お店をのぞいてみてください。

▲種類豊富な品ぞろえ

観光土産のお菓子の詰め合わせはもちろん、自炊用の食材やドリンク類、日用品まで様々な商品がそろいます。営業時間は7時~21時まで。

▲サランラップや爪楊枝、マイ洗面器まで売られていました

▲自炊客向けに缶詰やレトルト食品、ちょっとした調味料などもありました