◆数字だけを追いかける「投機」より、社会を成長させる「投資」を選ぼう
ただ、重要なのは、こうした企業の事業活動の成果は、一朝一夕では生まれないという点です。ひとつの企業が新サービスや新商品を生み出し、それが社会に受け入れられ、普及していくまでには、長い年月が必要です。その期間に短期売買せず、長期にわたって企業を支援すること。それが、真の投資家の在り方だと私は考えています。
一方の「投機」は「値上がりしそうなものを買って、値上がりしたときに売り、利ザヤを稼ぐ」という行為です。
短期的には、数字を追いかける「投機」の方が、簡単に利益を得られるように感じるかもしれませんが、長期的に「投資」を行うことで、投資家に成長の果実が分配されると共に、社会全体の豊かさにもつながります。