■「チーム」って、そういうことじゃなかろう

 前回、自分の盾になってSDM本部長の上野さん(平岩紙)が亡くなってからというもの、ハルカンはあんまり緊急性のない研究ばかりに没頭している様子。その土石流から半年たっても、SDMは活動を休止したままです。その間、ハルカンの助手だった雲田さん(出口夏希)は難関の気象予報士試験に合格し、テレビで天気予報を伝えたりしています。

 そんな折、埼玉県内で危険な雷の兆候を察知した雲田さん。ハルカンに協力を仰ぎますが、にべもなく断られ、独自にSDMメンバーに連絡を取って対策に奔走することに。

 SDMの活動再開を心待ちにしていたメンバーたちは意気揚々と結集していきますが、ハルカンはどうにも気が乗らない。そんなハルカンを再び立ち上がらせたのは、亡くなった上野さんの息子さんでした。

 いろいろあってハルカンも雲田さんたちに加わることになり、メンバーのみなさんが埼玉県内に散って、なにやら最新マシーンで空気中の水蒸気の状態を計測。ハルカンの天才的な計算能力で雷被害が発生する時間帯と地域を正確に弾き出すと、テレビのニュース番組に防災情報をねじ込むことに成功し、無事、住人たちを被害から守ることができました。

 伊藤英明演じる政治家は、防災情報がねじ込まれたことで政策を語るはずだったゲスト出演の出番がなくなってしまいましたが、プロデューサーの英断を支持。事なきを得ています。というのが、今回のお話。