ゲームも、物語も、先に視聴者に提示した条件や設定を勝手にひっくり返して、勝手に迷走しているようにしか見えませんでした。ひと言でいうと、迂闊なんだよな。『アクマゲーム』って、すごく迂闊な作品だったと思います。

 最後に、トーナメントに参加していた将棋の竜王とAIが将棋対決をするシーンがあるんですが、ここで「普段は滅多にメディアに姿を現さない竜王」と紹介される場面がありました。

 将棋の竜王戦って、読売新聞社の主催ですからね。竜王がメディアに姿を現さないなんてことはあり得ないんだ。迂闊なんだよなぁ、こういうとこ。

(文=どらまっ子AKIちゃん)