例えばパパは「一辺が1mの立方体に収まる」「人間」「照朝が触れたことがある」「故人」というヒントから、第1話に登場した「丸子」という人と答えて間違えるわけですが、なぜ「丸子」にたどり着いたのか全然わからない。わからないのに、照朝は「丸子にたどり着くことはわかっていた」とか言うもんですから、もうチンプンカンプンなわけです。おもしろくないんだ。
終始、チンプンカンプンなゲームが進行しながら、今回は2人ともよくしゃべりました。パパがグングニルの「ガイド様」に収まるまでの経緯や、実はこのトーナメント自体が、照朝くんの成長を促すために開催されたものだとか、これまで9話9時間かけて説明してきた事実関係を次々に覆していく。
おそらく「真相はそうだったのか!」と思わせたいのでしょうけど、なんの伏線もないので「言ってたことと違うじゃん」にしかなってない。2人の会話も、全然おもしろくない。
99本を集めたらなんでも願いが叶うという「悪魔の鍵」も、照朝くんは「破壊する」と言うし、悪魔は「破壊できない」と言うし、照朝くんの友達は「悪魔の言ってることなんてウソだろ」みたいなことを言うしで、全然よくわからない。よくわからないから、おもしろくない。
ゲームもおもしろくないし、言ってることもおもしろくないし、設定もおもしろくない。逆に、役者という仕事はすごいなーと思いながら見ていました。脚本を読んだ段階で、自分たちが何を言ってるか、なぜこの場面でこれを言うのかわからないでしょうに、あんなに鬼気迫る顔面でしゃべれるんだから、ホントにすごいです。言葉の意味は分からんが、とにかくすごい自信だ。
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