その指示を受けるのは、かつて当の紀本部長によるパワハラまがいのアレで恋人が自ら命を絶った経験を持つ女傑・昇仙峡玲子(菊地凛子)。表向きは紀本部長に従いながら、目標は「頭取です」と言い切り、銀行における最大の闇「エリア51」の謎に迫ります。

 昇仙峡の覚悟を認めた紀本部長は、懇意にしている財務大臣の石垣(大和田伸也)に昇仙峡を面通し。大臣には軽くあしらわれてしまった昇仙峡でしたが、銀行の健全化に命を賭した恋人が遺した「石垣」「51」というメモの意味を知ることになるのでした。

 一方、いろいろ首を突っ込みすぎていろいろ知りすぎた花咲と相馬の臨店班にも変化が訪れます。相馬に辞令が出て、片田舎の支店に融資係長として異動に。臨店班もいずれは消滅することになりそうです。

 相馬が地方に飛ばされることになって責任を痛感し、このドラマ始まって以来、初めて落ち込んでいる花咲。自宅の居酒屋を相馬が訪れても、部屋から出てこようとしません。