急成長の産業にいち早く参入する

Airbnbの3人の設立者は全員過去に破産している。ブライアン・チェスキー氏は2.5万ドル、ジョー・ゲビア氏は数万ドルの負債があった(CNBC2017年6月30日付記事 )。

民泊をメインストリームにのし上げたバケーション・レンタルサイト「VRBO」に目をつけた3人は、民泊が急成長中の産業であると気付き、素早くビジネスに転換した。

米大手通信会社Excel Communicationsの設立者ケニー・トラウト氏も、父親がバーテンダーとして生計を立てる貧しい家庭で育った。1988年設立 当時まだ珍しかったネットワークビジネスという事業モデルをいち早く導入し、大成功を収めた。

民泊やテレコムに限らず、どんな分野でも急成長している時に参入することで、ライバルより一足先に成功のチャンスを手にできるかも知れない。

不動産投資で大きく稼ぐ

不動産投資というと、それなりの資金がないと不可能に思えるが、貧困にくじけずこつこつと努力し、先見の明を持って大成功を得ることは可能だ。

移民の両親を持つ米不動産王レオン・チャーニー氏は、貧しい家庭に育った。父親が若くして他界したこともあり、チャーニー氏は苦学生として働きながら法律大学を卒業した。卒業後に立ち上げた小さな法律事務所ではサミー・デイヴィスJr.やジャッキー・マンソンといった著名ミュージシャンやコメディアンを顧客にし、この辺りから徐々に運命が開けていく。

しかし同氏に何十億ドルもの財産をもたらしたのは、不動産投資だ。1980年、ニューヨークのタイムズスクエアにあった古いビルを購入する。当時のタイムズスクエアは犯罪が多く、いかがわしい店が立ち並んでいるなど、けっして良い投資とは思えなかった。しかしやがて観光客で賑わう名所へと変貌を遂げ、この不動産投資がチャーニー氏をビリオネアの座に押し上げた(フォーブス2016年3月24日付記事 )。

セルフメイド・ビリオネアになるための9つの方法・ポイント要

アダム氏はセルフメイド・ビリオネアの体験談を通し、ゼロから成功を目指す上で不可欠な要素として、以下の9項目を挙げている。

  1. 豊かな精神と自身の着眼点を活用する
  2. ビジネス・ネットワーキングを極める
  3. 失敗の恐怖を克服する
  4. 時間を効果的に管理する
  5. 長期的な目標を掲げ、日々それに向かって努力する
  6. どんなに過酷な状況でもけっして諦めない
  7. 近道をしない
  8. 販売とマーケティングの基本原則を理解する
  9. 熱意を持って自社ブランドを育てる 起業でビリオネアを目指しているならば、自分がいくつ項目をクリアしているのか、チェックしてみると良いだろう。意外な盲点や弱点に気がつくかも知れない。

    文・アレン・琴子(英国在住フリーランスライター)/ZUU online

    【こちらの記事もおすすめ】
    1万円から始められる投資があるって、知っていますか?
    あなたの資産運用リスク許容度がわかる10のチェックリスト
    買い物ついでにプチ資産運用 「おつり投資」「ポイント投資」って?
    寄付だけじゃない!クラウドファンディング2つの「新しい形」
    何から始めたらいい?投資のはじめの第一歩