温室で熱帯植物を眺められる「小田原フラワーガーデン」や、駅のホームから絶景の海を望む「根府川駅」、気軽に食べ歩きが楽しめる「かまぼこ通り」など、知る人ぞ知る小田原でおすすめの穴場観光スポットをご紹介します。

1. 小田原フラワーガーデン

一年をとおして花と緑が楽しめる植物園で、小田原の穴場的な観光スポット。メイン施設のトロピカルドーム温室では、隣のゴミ焼却施設の余熱を利用しており、温室内には熱帯・亜熱帯植物を中心に約300種が植栽されています。

とくに3月~5月に開花する「ヒスイカズラ」は一見の価値あり!また約200品種480本の梅が植えられている「渓流の梅林」も見どころのひとつです。

そのほか約150品種350本のバラが植栽されている「バラ園」や、約180品種1,000株が植栽されている「ハナショウブ池」、そして「アルカディア広場」では夏季限定で噴水が稼働し、水遊びスポットとして人気です。園内には、トロピカルなドリンクやジェラート、軽食がいただけるカフェもあります。

2. 石垣山一夜城歴史公園

井戸曲輪 戦国時代当時の石垣の残存状況が1番良い場所です

小田原を見渡せる石垣山にかつて築かれた「石垣山一夜城」。関東で最初といわれる総石垣の城であり、現在は国指定史跡の歴史公園となっています。石垣山は元々「笠懸山」と呼ばれていましたが、そこへ小田原城を攻めるために大坂から攻め上った豊臣秀吉が、この地へ石垣の城を築きます。石垣山という呼び名はこの秀吉の築城の時からです。

石垣は度々の地震で崩れている場所も多いですが、城の遺構がよく残っており、戦国時代が好きな人ならぜひ訪ねたい穴場観光スポット。公共交通機関では訪れにくい場所にあるため、ドライブがてら訪れるのがおすすめです。

二の丸展望台からの景色

「一夜城」という名がついていますが、実際の城の建築は80日ほどかけられたそう。建築中の様子を敵に知られないために木で隠し、完成した時にその木を一斉に落として姿を表したため、一夜で城が出来たと敵の北条方を驚かせた、という逸話によって名付けられました。

二の丸の展望台からは、まさに小田原を一望できる絶景が楽しめます。夜景鑑賞スポットとしてもおすすめですよ。