6. かまぼこ通り
小田原城からもほど近い場所にある、食べ歩きができる穴場観光スポット「かまぼこ通り」。江戸から明治期の漁師町の風情を再現した通りで、名物の小田原かまぼこの店をはじめ、干物屋や鰹節屋、料亭、飲食店など約30店舗が軒を連ねます。
通りには食べ歩きができるお店がたくさんありますが、中でもおすすめは、1781年創業の小田原かまぼこ発祥の店「鱗吉」。1本からでも購入でき、食べ歩き限定商品の「じねんじょ棒」が人気です!食べ歩きのほかにも、「小田原宿なりわい交流館」でのちょうちん製作体験なども楽しめますよ。
7. 御幸の浜
小田原城から車で5分ほどの場所にある海岸。砂ではなく石の浜で、とてもきれいで景観の良い、穴場の観光スポットとしても知られています。お天気が良い日には伊豆半島や三浦、房総半島も見渡せます。
近くには「かまぼこ通り」があるため、買い物や散策をしながら御幸の浜まで歩いてきて、海を眺めながらおでんなどを食べるのもおすすめですよ。
8. 西海子小路
中堅藩士の武家屋敷地となっていたエリアで、サイカチの木が植えられていたことから西海子小路(さいかちこうじ)と呼ばれるようになりました。武家屋敷が集まっていたこともあり、その古き良き時代の面影を残す通りとなっており、散策にぴったりの穴場スポットです。
また明治から昭和にかけて、このエリアには谷崎潤一郎や三好達治などの多くの文学者が住んでおり、数々の文学作品を生み出していったという歴史もあります。小田原ゆかりの文学者の資料を展示する「小田原文学館」もあるので、立ち寄ってみて。春には桜のトンネルも楽しめますよ。
9. 松永記念館
戦前・戦後を通じて「電力王」と呼ばれ、数寄茶人としても高名であった実業家・松永安左ヱ門。「松永記念館」は、この松永氏が収集した古美術品を一般公開するため、自宅の敷地内に建てられた展示施設です。
現在は小田原市郷土文化館の分館となっており、移築してきた野崎廣太(幻庵)の茶室「葉雨庵」や安左ヱ門の居宅「老欅荘」など、国登録有形文化財でもある貴重な建物を見学できます。
また「日本の歴史公園100選」に選ばれた庭園も見どころとなっており、四季折々の美しい景色が眺められるのも魅力の一つ。とくに秋になると鮮やかな紅葉が広がり、小田原の穴場の紅葉スポットにもなっています。