このドラマは、赤楚衛二というポップでキュートな俳優さんをとことん闇堕ちさせるというところに楽しさを求めていると思うんです。海斗くんという人物の設定がバカすぎて、そういう「あのキュンな赤楚きゅんがこんな……! く、苦悶……!」というメタな視点でしか楽しめない作品になっている。

 いわば赤楚くんに課せられる芝居の濃度こそが唯一の持ち味になってしまっている状況で、あんなヌルいキスを見せられてもねえ。やるなら覚悟をもってやりましょうよ。

 今回はそんな感じです。

(文=どらまっ子AKIちゃん)