6月が旬の美味しい食材12選【野菜】
6月が旬の食材のうち、まずは野菜から見ていきましょう。栄養素の高さはもちろん、彩りもよく使いやすい野菜が満載です!
①インゲン
いんげんは“三度豆”とも言われるほど成長が早く収穫までの時期が短いため、1年に3回も収穫できるそうです。国産いんげんで出荷量が多いのは沖縄県、福島県、鹿児島県などで旬が来るのは6月からです。
比較的傷みやすいいんげんの新鮮さを見極めるには、さやにハリがあり濃い緑色のものを選びましょう。またいんげんはビタミンやミネラルなどを含んでいますが、栄養素が表面から逃げやすいためサッと茹でるのがオススメですね。
②枝豆
枝豆はまだ青く成熟していない大豆を収穫したものです。旬は6月頃からですが産地は全国で、関東のほか北海道や山形、新潟などで栽培されています。
ビールのおつまみとしても人気がありますが、枝豆に含まれるメチオニンという成分は実際にアルコールの分解を促す効果があるそうです。お酒のお供にはますます欠かせない存在になりそうですね♡
⓷オクラ
オクラはネバネバした食感が人気の野菜で、明治時代に日本に入ってきました。寒さに弱いため温暖な地域で作れており、国産では鹿児島県、高知県、沖縄県産のものが6月頃をピークに流通しています。
色濃く緑色が鮮やかなもので、産毛がしっかり残っているものが新鮮です。また小ぶりのほうが味が良いとも言われています。カリウムやカルシウムやβカロテンが含まれているほか、特徴的なぬめりには食物繊維が含まれています。
④きゅうり
全国各地で栽培されており通年通して手に入りやすいきゅうりですが、一番美味しくいただける旬の時期は6月頃からです。この季節の夏きゅうりは主に岩手県や福島県産が多く流通します。
“世界一栄養の無い野菜”とギネス認定されていますが、正しくはカロリーのことを指しているようです。エイジング効果が期待できるβカロテンやむくみ改善に効果があるカリウムなど、女性にも嬉しい栄養素がしっかり含まれています。
⑤クレソン
クレソンはアブラナ科の植物で明治時代にヨーロッパから入りました。繁殖力が非常に強く日本各地の小川や河川敷などに群生していますが、スーパーなどに出回るものはほぼ栽培種です。天然物の旬が6月頃までです。
「オランダガラシ」の別名のように辛味や香りがあり、肉料理のアクセントとしてよく使われます。クレソンは栄養価が非常に高くカロテンやカリウムやカルシウムが豊富で、食欲増進効果や血液酸化防止もあると言われています。
⑥さやえんどう
さやえんどうは春頃~6月頃までが旬で、和歌山県産など国産のものが多く出回ります。マメ科エンドウ属のなかで絹さやなど、若いさやごと食べるものをさやえんどうと呼んでいます。
緑黄色野菜のさやえんどうはミネラル、ビタミン、食物繊維を多く含みます。また彩りも良いので炒め物や、サッとゆがいてちらし寿司の飾りなどにも使われます。
⑦シシトウ
比較的通年出回っているトウガラシ属のシシトウですが、旬は6月頃からが最盛期です。ほぼ国内産で高知県産が6割、千葉県産が約3割を占めています。
成熟前の緑色のときに収穫をし、基本的には辛味のない品種です。たまに辛みが強い種が出来てしまうのは生育環境のなかでストレスを受けたときの受粉不良などで起こります。
⑧新ショウガ
茶色く硬い根ショウガは香辛料として使わるなど通年通して見かけますが、こちらは新ショウガの根の部分を寝かせて貯蔵しているもの。
白くみずみずしい新ショウガは収穫直後のもので6月頃から出回ります。香りもよく柔らかく、辛味も控えめなのでガリとも呼ばれる甘酢漬けにするのも良いでしょう。
新ショウガのもつ栄養素には殺菌作用もあるので、食べ物が傷みやすい梅雨の季節にも常備したい食材ですね。
⑨トマト
真っ赤な実をつけるトマトの旬といえば真夏と思われがちですが、実は気温が上がりすぎる前にトマトの美味しい時期が来ます。初夏には栄養価が高く糖度の高いトマトが出回ります。
緑黄色の野菜トマトには、抗酸化作用のあるリコピンやβ-カロテン、ビタミン等が含まれています。サラダやパスタソース、火を入れた調理と使い勝手の良いトマトを上手に取り入れましょう!
⑩ニンニク
ニンニクは通年中国産が販売されていますが、国産ではシェア約7割が青森県産です。その青森県では梅雨前に収穫が始まるため、6月頃から新ニンニクが出回ります。
殺菌効果のある栄養素も含んでいますので、ジメジメした季節で食材が傷みやすい6月にもピッタリの食材と言えますね。白い地下茎部分はもちろん、葉や芽にもカロテンや食物繊維など栄養素が豊富ですよ♡
⑪パプリカ
カラーピーマンの一種でナス科トウガラシ属、主に大型で肉厚のものを日本ではパプリカと呼んでいます。色はカラフルでオレンジや黄色・赤などがあり、苦みがなく甘くジューシーです。
綺麗な色合いからサラダに使われることも多いですが、加熱しても栄養素が失われにくいので油調理にも向いています。パプリカを足して鮮やかな彩りを加えてみませんか。
⑫らっきょう
らっきょうはネギ科の植物で、玉ねぎのように地下で大きくなった鱗茎部分を主に食用とします。強い香りを持ち、平安時代には薬として使われていたそうです。
出荷の最盛期は6月で年間の約半分が市場に出回ります。らっきょうは疲労回復に効果のあるビタミンB1の吸収を促進したり、食欲増進効果もあります。甘酢漬けや醤油漬けが一般的で手軽にいただけるので、季節感を楽しみながら暑い夏に備えましょう!