自分では気づかないうちに恋愛依存症に陥っているケースがあります。恋愛が楽しいだけではなくなったとき、恋人がそばにいないと不安でたまらないときは、恋愛依存症になっていないかチェックしましょう。恋愛依存症になりやすい人は、克服する方法も覚えておいてくださいね。
恋愛依存症とは?
恋愛中は幸福感で満たされるはずなのに、常に不安。相手に依存しすぎて一人では何も決められない。恋愛にしか意識が向かず、他のことが手につかない。そんな人は、もしかしたら恋愛依存症に陥っている可能性があります。
恋愛依存症は女性がなりやすい
男性でも恋愛依存症になりますが、女性の方がなりやすいと言われています。恋愛にのめり込みやすい女性は、彼氏を頼りにするうちに他のものが目に入らなくなってしまうのです。
恋愛依存症になると、勉強や仕事が手につかない、彼氏から連絡が来ないと不安になる、友人や家族をないがしろにするなど、楽しいはずの恋愛が生活を変えてしまう可能性があります。
男性は回避依存症になりやすい
女性が恋愛依存症になりやすい一方で、男性は回避依存症になりやすいと言われています。回避依存症とは、他者と親密になること、深い関係になることを拒み、自ら距離をとる状態を指します。
恋愛関係になれば、お互いのことを理解するための努力をするものですが、回避依存症の人は、その努力を億劫に思うため、恋愛を遠ざける傾向にあります。
恋愛依存症と恋愛体質は違う
恋愛依存症と恋愛体質は一緒に考えられることがありますが、その二つは違うものです。恋愛体質の人は、恋愛をしている自分が好きで、恋人が途切れることがありません。恋愛に対してポジティブで、純粋に楽しむことができます。
一方で恋愛依存症の人は、自分のためではなく、相手のための恋愛をします。常に不安に駆られ、恋を楽しむ余裕はなくなってしまいます。
恋愛依存症の人の特徴や症状
「もしかして恋愛依存症かも」と思う人は、以下の恋愛依存症の特徴や症状にいくつ当てはまるか、数えてみてください。多く当てはまる場合は、今の状態を続けるよりも、自分を変えるために努力する必要があるでしょう。
とにかく相手中心の生活
恋愛依存症の人は、相手の仕事が終わる時間に自分も帰宅する、相手の好きなものを食べる、相手の好きな音楽を聴くなど、すべてが恋人中心の生活になります。
中には、ファッションやメイクなど、すべて相手の好みに変える人もいます。恋人に愛されたいと思う一心から、自分らしさを捨て、自分を持っていない人になってしまうのです。
友達や家族よりも恋人が第一優先
恋愛依存症の人は、自分の勉強や仕事、友人や家族よりも恋人を優先します。友人に誘われた際、先に恋人とのデートの予定が入っているからと断るのは普通ですが、予定がないのに「彼から誘われるかもしれないから」と断るのは、恋愛依存症の特徴。
恋愛依存症になってしまうと、友人や家族がトラブルを抱えていても、どこか他人事のように感じてしまうでしょう。
ネガティブ思考
恋愛中は、自分の好きな相手から愛情を受け、幸福感で満たされるものです。一方、恋愛依存症の人は、恋人の好意を素直に受け止められず、常に不安を感じています。
好きだと言ってくれるけれど、嘘かもしれない。今は好きでいてくれるけれど、そのうち別の人を好きになるはず。そんなネガティブな感情でいっぱいになり、恋を楽しめません。
相手との関係維持のためにお金や時間を使う
恋愛依存症の人は、恋人に振られたり嫌われたりすることを恐れます。恋人の心をつなぎとめておくためなら、お金や時間を惜しまないのが特徴です。
終電後に恋人に呼ばれれば、タクシーを使ってでも会いに行く。恋人の誕生日には高価なプレゼントを贈る。恋人のためなら、何時間でも待つ。そんな風にお金や時間を使うようになれば、恋愛依存症と言えるでしょう。
相手の予定を全て把握したい
離れているときでも、相手が何をしているのか把握しておきたいと思うのも、恋愛依存症の特徴です。
いつもより帰りが遅い、休日なのにLINEの既読が付かないといったことで「何かあったのではないか」「具合が悪くなったのかも」と不安になり、仕事が手に付かなくなってしまうなど。
恋人の予定が気になって生活に支障を来すようになれば、恋愛依存症と言えます。