◆彼の過去を承知の上でお付き合い開始
出会って2カ月が経過した頃、小夜子さんは彼無しの生活が考えられなくなっていました。好きな人ができたのも7年ぶり、お金の面だけを除けばルックスも性格もタイプだったので、逃してはならないと焦りを感じたのです。
けれども、経済面は決して無視できない問題でしょう。仲が深まってきたことを確信した上でNさんへ「ねぇ、お金に困ってるの?」とストレートな質問をぶつけました。
すると彼は言いづらそうに自分のことを話し始めます。その時、小夜子さんは激しい衝撃を受け動揺を隠せなかったそうで……。
「“オレ、実はずっとヒモだったんだよね”と言われたときは驚いてしまいました。お金が足りなくて財布を出し渋るもんだと思ってたから、そっちかよ!みたいな。
支払いは女の子、が彼の中で当たり前の常識。それに今の仕事も給料が手取り17万程度らしく、デートの頻度が高いと毎回割り勘でさえも厳しいと。
それを聞いてえぇ……となったんですが、好きな気持ちを抑えられなかったし、実際金銭面で困っているのは事実ですから。デメリットを承知の上でお付き合いをスタートさせました」
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