◆すぐに発覚した“奢られ体質”

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写真はイメージです(以下同じ)
 Nさんと出会ったきっかけはマッチングアプリ。久しく恋愛をしていない小夜子さんは軽い気持ちで登録したそうなので、年下のイケメンとマッチングできるなんて思ってもみなかったとか。

「当時私は34歳で、彼は25歳。10個近く年下だし見た目も最高でしたから、最初は詐欺だと思ってて(笑)警戒しながらご飯へ行ったんですが、5,6回くらいデートしたあたりで普通に出会いを求めていたことが分かり一安心。知り合ってから1カ月くらいで急接近しました」

 彼は温和で聞き上手。グイグイ引っ張ってくれるタイプではありませんが、一歩後ろを付いてくるような感じが可愛く思えたと言います。

 予定や行きたい場所の要望まで全て合わせてくれるため、多忙な彼女にとってはぴったりな相手。徐々に恋心が芽生え始めていましたが、どうしても気になる点が一つだけありました。

 それはNさんがお会計の時に財布を出し渋ること。初回のデートではきっちりと割り勘、2回目以降から積極的にお金を出したがらず、彼女の支払い額の方がやや多いのです。

 小夜子さん曰く、比率は7:3か8:2がデフォルトだったとのこと。決して「ご馳走して」「出して」とお願いされたことはないものの、なんとなく感じる「出してよ」オーラで彼の“奢られ体質”をすぐに見抜きました。