◆完全ノックアウト作品『TOKYO MER』
ドラマ第1話では、冒頭からはつらつとした演技で視聴者を魅了していた。鈴木演じる喜多見幸太は、東京都が知事直属組織として新たに発足させた「TOKYO MER」のチーフドクター。白い制服ジャケットを羽織り、「よしっ!」と言って、ドクターの名札を左胸にペタッとする。
たったこれだけで、カッコいい。でも単にカッコいいんじゃない。“カッコいいの超人”なのだ。
実を言うと、筆者はこれまで特に鈴木のファンではなかった。が、『エルピス』でうなり、『エゴイスト』でたまげて、そして『TOKYO MER』で完全にノックアウト。
ちょうど過去作から順を追うかたちになったわけだが、それだけに遅ればせながら、鈴木亮平という俳優の奥深さを痛感したのは確か。完全ノックアウト作品『TOKYO MER』の劇場版ともなると、鈴木の魅力にさらなる磨きがかかり、どれだけ恐ろしかろうと思ったものだ。
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