【粘り強い人の短所②】こだわり過ぎて頑固
粘り強い人の短所になる特徴の2つ目は、こだわり過ぎて頑固すぎるところがある、ということです。
自分のこだわりを持っているのは一方ではステキなことなのですが、そのこだわりが顧客のニーズとあまりにもずれてしまっていると、企業としては利益を上げることができませんよね。
また、仕上がりに顧客が望む以上の意味が分からないこだわりを見せてしまうこともあり、納期の遅れなどにつながることもあります。
いい仕事にこだわって粘り強く取り組んでくれるのは良い事なのですが、時としてそれが企業にとっての利益の低下につながることもあるので、採用担当者の中には、粘り強いと自己PRに書いてきた人の粘り強さの本質を見抜こうとする人もいます。
【粘り強い人の短所③】無理し過ぎるところも
粘り強い人の短所になる特徴の3つ目は、自分の限界を超えて無理をし過ぎることを当たり前だと思っている節があるところです。
粘り強く、何かをやり遂げるためには、時として自分の限界を超えることが必要な時もあります。
しかし、いつもいつも自分の限界を超えてしまっては、身体が持ちません。
企業としては採用した人は、基本的にこれから数十年働いてもらいたいと考えていますよね。
特にサービス残業での過労や過労死が大きな社会問題になっている昨今、自分から自分の健康を壊しに行くような、意味のない粘り強さを持っている人に対する警戒感というのは、企業の方にも強いものです。
【粘り強い人の短所④】視野が狭い
粘り強い人の短所になる特徴の4つ目は、視野が狭いところがある、ということです。
粘り強い人の多くが、一つのことをコツコツと続けて成し遂げた経験を持っています。
しかし、そのことを成し遂げるためには、他のことをする時間を犠牲にしていることがほとんどです。
スポーツばかりしていた人が勉強をおろそかにしていたり、いい大学を出ている人が、子供の頃からまったく遊んでいなくて、コミュニケーション能力が低かったりすることはよくありますよね。
1つのことを粘り強く続けてきたことは素晴らしいことでもありますが、一方では広い視野を手に入れる機会を失ってきた、ということも意味しています。
現代の仕事は複雑化しているので、1つのことだけをコツコツとやればいい、というものではありません。
幅広くいろいろなことに目を配りながら判断をしてく必要がある時に、視野の狭さというのが大きな短所となることがあります。
「粘り強い」は自己PRとして使えるキーワード
就職活動での自己PRには、使ってはいけないというNGワードがあります。
このNGワードというのは次の3つです。
・社交性がある
・協調性がある
・向上心がある
NGワードとはいっても、絶対に使ってはいけない言葉ではないのですが、使う時には最も注意して使わなくてはいけない言葉になります。
というのは、これらの言葉が意味する範囲というのが、とても広すぎて、自分のどんなポイントをPRしているのか、まったく相手に伝わらない言葉として採用担当者の間では認識されているからです。
それに対して「粘り強い」というキーワードは使ってはいけない言葉の中には入っていません。
しかし、この3大NGワードと同じように、使い方や使う意味を間違えると致命傷になるかもしれない言葉なのです。