仕事で上司や先輩に【至らない点】を使うとき
仕事上で自分が未熟なため十分な成果を上げることができなかった。
配慮が足りずにミスをしてしまった。
そのことで上司や先輩に迷惑をかけてしまったときに謝罪をしますが、その場合もまずはしっかりと謝罪をして原因とそのことに対して今後どのような対策【是正・改善】をしていくかを伝えてから結びの言葉として【至らない点】を使いましょう。
【是正】とは誤っている点や不都合な点を改め直すことです。
【改善】という言葉は良い方向に改めるという意味で、元は誤っていないが状況や必要に応じてより良いものに変えていくという意味です。
【至らない点】を使った謝罪の言葉の例文
「至らない点が多々あり、大変申し訳ございませんでした」
「至らない点が多く、ご迷惑をお掛けしました」
などになります。
【至らない点】は
① 配慮が十分ではない
② 未熟である
③ 注意不足
という意味があることから、上司や先輩に対して
① 気遣いが足りていなかった
② 未熟で仕事を期待通りにできなかった
③ 注意が足りていなかった
という自分の謝罪の気持ちを丁寧に伝えることができ、良い印象を与えることができます。
挨拶文としての【至らない点】の使い方
一般的なあいさつの他、スピーチ、結婚式でのあいさつや年賀状などに【至らない点】という言葉をよく使います。
これは改まった場所や場面で謙譲語として【至らない点】を使うことで、控えめに振る舞い相手に敬意を表すことができるからです。
新人、新任での挨拶のときの【至らない点】の使い方
新社会人になり入社式や配属先が決まったときなど、新人としてあいさつをする場面のときに
まだ未熟で何もわからないという意味で【至らない点】を使います。
また役員や役職として新しい配属先に行き、あいさつするときにもその場所ではまだ若輩者であるという謙遜の意味を込めて【至らない点】を使うこともあります。