◆本心を隠さずも、有紗を傷つけない優しい答え
11話の序盤の回想シーンで、冬美が有紗の障がいについて記された診断書を見て、どこか動揺している様子だった。しかし、冬美は有紗の問いに「有紗が障がい児だから育てるのが大変だった」とは言わずに“人間ひとり”と表現。ここは適当に嘘をついたり、都合の良い言葉をかけたりすることもできた場面ではある。
しかし、あくまで「有紗を育てることが大変だった」という本心を隠さずも、有紗を傷つけない言い回しでの回答で、冬美がいかに有紗と向き合ってきた愛情深い親であるのかを感じさせられた。
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