■話数が縛られているからこそ
連続ドラマは、テレビ局の都合で「何話でやってください」と話数を縛られるものです。おもしろくしたいから15話やりたいとか、完成度を上げたいから8話で終わりたいとか、ここのエピソード濃くしたいから●話目は90分やりたいとか、そういうことが許されない。もちろん、数字だって取らなきゃいけない。
そういうのを全部乗り越えた上で、初めて「おもしろい」とか「おもしろくない」とかいう視聴者の判断を仰ぐことになる。
話数の入れ替えの話なんですが、今回の『花咲』のおそらく到達点である半沢直樹を何話に初登場させるかというのは、かなり頭を悩ませたところだと思うんですよね。早すぎてもいけないし、ずっと一話完結だけやってるわけにもいかない。
そういうタイミングを計って、原作のエピソードを入れ替えてつじつまを合わせ直すということをやってるんですよね。すげえ大変な仕事してるなぁ、と今回はそんな話です。はい。
(文=どらまっ子AKIちゃん)