■ふたたび「一話完結」への回帰

 今回は四谷支店を訪れた花咲(今田)と相馬(山本耕史)の臨店班。小学生を迎えた社会科見学の業務は滞りなく終わりましたが、近辺は何やら物々しい様子。本部に帰ってニュースを見ると、どうやら近くで通り魔事件があったようです。

 聞けば、その通り魔はつい先日、この四谷支店でローンを断られた個人営業の設備屋だという。これを担当した若いマニュアル通りの意識高い系男子行員がきっかけで、大問題が発生します。

 四谷支店が150億という大口の融資を行ったばかりの大手ガス会社が、リコール隠しを行っていたことが発覚。爆発事故を起こし、都内だけで2,000もの飲食店がガス設備を使えないという事態に。

 この150億は、合併を目の前に控えた産業中央銀行が引き上げたことによる肩代わり融資でしたが、花咲たちは産業中央がなぜ不正発覚直前のタイミングで融資を引き上げることができたのか、どうしても腑に落ちません。