インナーバルコニーの4つのデメリット&失敗談…!

インナーバルコニーのメリット・デメリット9選!失敗例と活用方法も
(画像=『Lovely』より引用)

憧れのインナーバルコニー!やっと優雅に過ごせる日々が・・・と思ったのに思わぬ落とし穴。作る前は思いもよらなかったデメリットにぶつかった人もいます。

これからインナーバルコニーを、と考えている人は参考にしてくださいね。

①バルコニーの2倍以上の費用

戸建てのバルコニーは、特殊な工事を必要とする場所なので、建物価格を上げてしまう1つの要因になっているようです。特に、インナーバルコニーは、普通のバルコニーと同じ面積でも費用が2倍以上高くなるデメリットがあります。

その費用の大半はバルコニーの下に部屋があるため、敷かなければならない断熱材と屋根の工事費用です。また、インナーバルコニーが広ければ広くなるほど、設置費用が高くなりますので注意が必要です。

また、インナーバルコニーをどう設置するかによって、建物全体の間取りも大きく変わります。実際に住んだ時をイメージして、人の動線やデメリットも良く考えたうえで、間取りを決めることが大切です。

②配置によって部屋が暗くなる

インナーバルコニーは、屋根によって光が遮られてしまい日当たりが悪くなる場合があります。また、インナーバルコニーを設置する場所によっても、部屋が暗くなってしまうデメリットも生じるので、注意が必要です。

そのため、天窓を設置したりしますが、かえって隣接する部屋が暗くなってしまうこともあります。インナーバルコニーを付ける前に、必ず他の部屋の日当たりに影響が出ないかどうかを考える必要があります。

③間取りに制約がある

インナーバルコニーは、屋根があるため屋根の柱や壁が必要になり、間取りに制約があることがデメリットです。最初の設計で失敗してしまうと、全体の間取りが変わってしまい、理想のインナーバルコニーではなくなってしまうデメリットがあります。

インナーバルコニーは、間取りを取るのが難しく、インナーバルコニーがあることによって、建物全体の間取りに影響を及ぼします。実際に住んだ時の人の動線やデメリットをよく考えて、間取りをイメージすることが大切です。

④床面積に含まれて課税対象

インナーバルコニーのデメリットとして、固定資産税がかかることが挙げられます。インナーバルコニーの床面積は、延べ床面積に含まれるため、固定資産税の対象となります。

インナーバルコニーが床面積に含まれる条件があるのはご存じでしょうか。「バルコニー奥行きが2mを超える部分は床面積の対象となる」のです

他にも「手すりの高さが天井高さの半分以上あり、天井高さが2.2m未満の場合はバルコニー全体が床面積に入る」「バルコニーが屋内的用途に使用されていると床面積の対象になる」のなどがあります。ほとんどのインナーバルコニーが床面積に該当するようです。

固定資産税の計算には固定資産税評価額が用いられます。家の評価は基本的に、家の床面積と材料の質で決まります。特に延べ床面積は、評価に大きな影響があるので、床面積の抑制が固定資産税額の抑制になります。