インナーバルコニーで素敵な生活をしませんか?インナーテラスやガーデンルームとも呼ばれるインナーバルコニーは、住まいを選ぶうえで特に人気!今回は、インナーバルコニーのメリットやデメリットを活用方法とともにご紹介します!突然の雨にも強く、外観もおしゃれにしてくれるインナーバルコニー。お住いの新築、リフォーム時の参考にしてみてくださいね♪
【はじめに】インナーバルコニーとは?
普通のバルコニーは屋根の付いていないベランダですが、インナーバルコニーは、屋根が付いた広いベランダのことです。
普通のベランダは一般的に奥行が90cmと決まっていて、洗濯物や布団干しに余裕のあるスペースではありません。インナーバルコニーは、奥行きが90cm以上あり、使い勝手が良いため注目されています。インナーバルコニーのメリット、デメリットをご紹介します。
おしゃれで便利なインナーバルコニーが人気の理由!外観&機能的特徴は?
バルコニーにも様々な種類がありますが、普通のバルコニーでも、外壁から飛び出したタイプや下から柱で支えるタイプがあります。また、1階の屋根の上に設置するルーフバルコニーもあります。
また、サービスバルコニーと言って、奥行きが1m以下でエアコンの室外機を置いたり、ちょっとした物置用に利用するバルコニーもあります。
そして、今回ご紹介するインナーバルコニーは、家の一部をバルコニーとして設置する構造になっています。インナーバルコニーは、住まいの普通のバルコニーよりもスペースに余裕があり、洗濯物や布団干しが快適にでき、突然の雨などによって洗濯物が濡れてしまうこともありません。
インナーバルコニーは何故人気が高いかと言うと、おしゃれな外観や使い方に多様性があるからです。
インナーバルコニーは、住まいの一部の間取りとして設置されるため、屋外のはずなのに室内にいるような感覚で使うことができます。
インナーバルコニーでは、ガーデニングをしたり、バーベキューをしたりして楽しむことができます。また、1つの部屋として利用することもでき、使い方によって可能性が広がります。
インナーバルコニーにすると、外観がすっきり!
住まいの新築を検討中の人は、建物から突き出たバルコニーにするか、屋根がついているインナーバルコニーにするのか外観で迷う人が多いようです。
インナーバルコニーは、普通の突き出たバルコニーよりもスッキリとしたデザインの外観になるため、新しい住まいにはインナーバルコニーを採用しようという人も多いようです。
また、建物を正面から見た外観のことを「ファサードデザイン」と言います。注文住宅などで、ファサードデザインとして、特徴的なインナーバルコニーを外観のポイントにしている人も多いようです。
また、バルコニーの手すりに使われるパネルもバリエーションが豊富で、おしゃれなパネルを使っている家も多く見られるようになりました。
住まいを新築するに当たっては、バルコニーの外観デザインはとても重要です。また、インナーバルコニーは、住まいがおしゃれな外観になるだけでなく、プライバシー確保や防犯上も安心を確保できる外観になるという点でもメリットがあります。
自分好みのインナーバルコニーにして、オリジナルの自分だけの住まいのデザインが可能になります。
インナーバルコニーは延べ床面積に含まれる…!
原則として、住まいの中で壁や柱があり、屋根を持つスペースは延べ床面積に含まれます。そのスペースは、物を保管したり、人がいつも滞在する可能性があるスペースなので床面積とみなされるのです。
住まいの中で屋根付きで3方を壁で覆われている外観のインナーバルコニーも、延べ床面積に含まれます。延べ床面積に含まれるということは、後述の税金にも関わってきます。
また、注意しなければならないのは、住まいに広いインナーバルコニーを作ったため、他の部屋や収納スペースの床面積が減ってしまったということがあります。インナーバルコニーと他の部屋の間取りをしっかりと考えなければなりません。
延床面積とは、各階の床面積の合計をいう。駐車場は延べ床面積の5分の1未満であれば、床面積に算入しなくてよいというル-ルがある。
建築物の面積は建物の外周で計算するのではなく、壁もしくは柱の中心で囲まれた部分で計算する。
実用的な間取りで家事も楽になる◎
インナー バルコニーは、戸建てで生活していく上で、おしゃれな外観で実用的な間取りのひとつになります。
余裕のある物干しスペースとして、洗濯物を人目にさらさずに干せることや、くつろぐスペースとしても活用することができます。主婦の家事や育児の負担を減らしてくれて、暮らしを豊かにしてくれます。
例えば、ウォークインクローゼットとインナーバルコニーを隣同士にすると、インナーバルコニーで干した洗濯物をハンガーのまま、隣のクローゼットへかけることができ、主婦の家事動線が快適になります。
また、同じフロアの全ての部屋の出入りが出来るインナーバルコニーがあると、窓から布団を出し入れができ、主婦には重労働な布団干しも楽になります。
最近、注文住宅では間取りの希望で特に多いのが、インナーバルコニーだそうです。戸建住宅では、特にベランダやバルコニーは、珍しい設備ではありません。だからこそ、自分の住まいではおしゃれな外観など、個性を出したいと考えている方も多くなっているようです。
日当たりが気になる場合は西や東がおすすめ…!
住まいのインナーバルコニーを、せっかく日当たりが良いと言われる南向きに設置したのに、実際は日当たりが悪く、洗濯物が生乾きで困ったという人もいるようです。
日当たりが良い方向にあったとしても、確実に太陽光が入るというわけではありません。いくら南に太陽があって日当たりが良い場所でも、バルコニーの屋根に遮られてしまい、暗くなってしまうのです。
バルコニーの日当たりを良くしたい場合は、設置する場所を西または東側にするのが理想です。住まいでは、反射した光をどれだけ室内に取り入れて日当たりを良くするかがポイントです。
また、インナーバルコニーを設置する場所と、隣接する部屋の位置は日当たりを考えるうえでとても重要です。外観を重視し過ぎて、日当たりが悪い場所にインナーバルコニーを作ってしまい、失敗してしまったという話もあるようです。
インナーバルコニーとサンルームとの違い
住まいの中でのサンルームの役割としては、洗濯物を干す場所のほか、雨、花粉対策にもメリットがあると言われています。できるだけ自然光を多く取り入れて日当たりをよくするために、ガラス張りにした部屋にしたりします。
リフォームの定番であり、建物に後から取り付ける家庭も多いようで、パネル等で簡単に取り付けられる構造です。
日当たりが良いサンルームでも、外から丸見えだったり、汚れや傷が付きやすく掃除が大変なようです。また、外観があまりおしゃれではないという声もあります。
しかし、最近は機能性だけではなく、外観もデザイン性の高いサンルームもあるようです。インナーバルコニーは、外観がおしゃれで、住まいのプライベートもしっかり守られている感じがします。