◆女子トークの中にも気づきがある

『光る君へ』第8回 (C)NHK
 左大臣家の集いは先日の打毬の話題で持ち切りだ。やれ公任が良い、道長が良い……明らかに五節の舞のときよりもテンションが高い。さすが平安のF4。いや、F4ではなかった、藤原行成(渡辺大知)が欠席だったので、直秀(毎熊克哉)が代わりを務めていたのだった。

 赤染衛門(凰稀かなめ)は直秀が気に入ったようで、「猛々しくも美しい公達」とウキウキとした様子で恋バナに参加する。

 倫子(黒木華)は「人妻なのにそんなことを言って」と言うが、「人妻であっても、心の中は己だけのものでございます」と赤染衛門はニコリ。

「そういう自在さがあればこそ、人はイキイキと生きられるのです」

 赤染衛門の言葉にまひろ(吉高由里子)は、何か思案するような表情を見せる。こうして、周りの人の言葉が彼女の中に積み重ねっているのだろう。

 ちなみに、倫子も道長(柄本佑)が気に入っていたようである。むむむ……。