◆さわとの仲直りがまひろに響く
回復したまひろのもとには、百舌彦が様子を見に来ただけではなく、さわ(野村麻純)が訪れる。
一緒に石山寺を訪ねてケンカ別れをしていたふたり。まひろはさわに文を出していたが、そのたびに突き返されていた。
さわは疫病で兄弟を失っていた。そのことで命の儚さを知り、まひろとの友情の大切が身に沁みたという。また、まひろに追いつきたいと、まひろの文を一生懸命に書き写していた、と。再び、親しくつきあっていこうと約束するふたり。まひろにとっては嬉しいできごとだったのだろう。その夜は筆を持たずにはいられない、という衝動に駆られる。少しずつ、まひろの書き手としての衝動が積み重なっていっている。文章が人の心を動かす。その経験はまひろの人生を形作っていくことになる。
しかし、個人的には「そんなさわ……自分勝手な……」と思ってしまうのは性格が悪いからだろうか……。
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