◆嬉しそうなまひろ
疫病から回復したまひろ。
多くの死者が出ている中での生還は、間違いなく道長の看病があったからだろう。
しかし肝心のまひろはそのことを知らない。気を失う前に道長の姿を見た気がする……という朧げな記憶はあるが、夢か現か曖昧だ(生死の境に道長を見たような気がしても不思議ではない、という思いもあるのかも)。
そんなまひろに乙丸(矢部太郎)が真実を打ち明ける。まひろを家まで運んだのは道長であること、一晩中看病をしていたこと。その知らせを聞いたまひろはほんのりと微笑む。嬉しかった? 嬉しかったの、まひろ? と肩を掴んで聞きたい気持ちになる。
そして為時(岸谷五朗)は父としてもまひろと道長の関係は気になるところ。道長に世話をしてもらうというわけには……と聞くがまひろは首を横に振る。それが可能ならずうっと前に状況は変わってるんよ……ッ。
まひろは気に入っていただけたならとっくに文が届いているはず、それがないのだから、と父の言葉を退ける。道長、文だよ、文!! なんで貴方はそういうところが無精なんですか!! とテレビの前で叫んでしまいたくなる。
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