◆「尾行、暴行、脅迫。とても正常とは思えない」
ドラマ『夫婦が壊れるとき』の第12話は、かなり背筋が凍るような展開だった。夫・昂太(吉沢悠)の愛人・理央(優希美青)が妊娠しているとわかり、家も子どもも財産も失わずに夫だけを排除しようと決めた陽子(稲森いずみ)の計画が歪んでいく。
睡眠薬を出す代わりに夫を尾行してもらった芽衣(結城モエ)が、DV彼氏に見つかり、彼は昂太と理央の関係、陽子の復讐を察してしまう。彼はDVを陽子に咎められたことで恨んでいたので、昂太に情報を流す。昂太は陽子の勤める病院に乗り込んでくる。そして陽子の目の前で、院長に対して薬の一件を暴き、「尾行、暴行、脅迫。とても正常とは思えない」と糾弾するのだ。
◆子どもの親権をとるために必死になる両親
一方、理央は送られてきた離婚届と条件の書面を見て、「子ども(息子・凪)のことはあきらめて」と昂太に訴える。自分のお腹にも子どもがいる。彼女にとっては、自分とお腹の子だけが重要なのだ。
だが、昂太は息子の凪の親権をあきらめきれない。凪は自分が育てたのだ。ここから陽子と昂太が凪をめぐって争っていく。夫が病院に乗り込んできたとき、陽子は夫の車のキーを手に病院を出る。迫ってきた夫の目の前で、病院横の草むらにキーを投げ捨てる陽子。自分の車に乗って学校へ出かけ、凪を連れ出す。必死でキーを探した昂太が学校に着いたときには、すでに遅かった。
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