ジャニーズ事務所といえば、創業者ジャニー喜多川氏による未成年タレントへの性加害問題が拡大。国連人権理事会の「ビジネスと人権」作業部会が7月下旬に来日し、被害を訴える当事者への聞き取り調査に乗り出すことになったと報じられるなど、国際的な人権問題に発展しようとしている。

 地に落ちたイメージを回復するための起死回生の策として、ジャニーズ上層部が恩讐を越えて「SMAP再結集」を計画しているのではとみる向きがあるようだ。もし5人の再会が実現すれば、「新しい地図」側は“ジャニーズお墨付き”となってテレビなど大手メディアでの活動がやりやすくなり、ジャニーズ側は「もうジャニー氏やメリー氏が仕切っていた時代とは違う」とアピールでき、両者にメリットがある。そんな中で、身内しか知り得ない「半年以上前の草彅と木村の再会」が、このタイミングに因縁の「文春」によって報じられたことで、SMAP再結集に向けた布石ではないかと期待する声があるようだ。

 時代のめぐり合わせによって、ついに大きな山が動くか。『タイムリミットバトル ボカーン!』『ツマミになる話』『まつもtoなかい』とフジテレビの番組で“動き”が続いたこともあり、『SMAP×SMAP』を放送していた同局でさらなる“再会”が演出されるとみる向きもある。かつて「SMAP復活」は夢物語だと思われ、あきらめてしまったファンも少なくないが、最近のメンバーたちの動きは「きっと夢じゃない」というメッセージなのかもしれない。