「邏卒」の読み方、正解は・・・
正解は
「らそつ」
です!
「邏」という漢字は「みまわる」「みまわる人」という意味がある漢字です。時々「警ら」という言葉を見かけますが、この「ら」を漢字にすると「警邏」になります。警戒して見回るという意味になります。
「卒」は「卒業」などで使う時は「おわる」という意味になりますが、ここでは「下級の兵士」という意味で使われています。
「邏卒」は「見回りをする兵士」という意味になります。
「邏卒」と「巡査」の関係
「見回りをする」というと、警備員の他にいわゆる「おまわりさん」つまり「巡査」をイメージされる方もいらっしゃるかもしれません。実際「邏卒」は明治時代初期には「巡査」という意味で使われており、邏卒が各地に配置されたことが近代国家警察の始まりになったと言われています。
その後、英語の「patrol」の日本語訳を「巡邏査察(じゅんらささつ)」としたことから略して「巡査」と改称されたのだそうです。
巡回中の警官を見かけたら「邏卒」の読み方を是非思い出してくださいね。
難読漢字、3問目は「婁ぐ」!
「婁ぐ」の読み方をご存じですか?
「婁」がつくりにある漢字ですと「樓(楼)」という漢字は見かけることがありますが、「婁」だけだといったい何と読むのでしょうか?
「婁ぐ」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「つ○ぐ」の3文字
- 訓読みです
- 「維ぐ」と同じ読み方です
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「婁ぐ」の読み方、正解は・・・
正解は
「つなぐ」
です!
「婁」という漢字は「ひく」「むなしい」「つなぐ、つながれる」という意味があります。
「婁ぐ」は「引き寄せる」「つなぐ」などの意味を持つ言葉になります。
「婁ぐ」と「維ぐ」
ヒントに出した「維ぐ」も「つなぐ」と読みます。
「つなぐ」と読む言葉には「繋ぐ」をはじめとして様々な漢字があてられていますが、特に「婁ぐ」と「維ぐ」には「綱を使ってつなぐ」という意味合いがあります。
綱につながれるものとしては、移動しやすいものがイメージされるのですが、こと「婁」という漢字には「牛をつなぐ」という意味があります。何故ピンポイントに「牛」なのかは不明です。
一方「維ぐ」の方は「つなぎとめる」から転じて「体制を引き締める」という意味で使われることもあります。似たような意味ですが、「維ぐ」の方が使われる意味としては広めになるようです。
同じ読み方の多い言葉ですが「婁ぐ」の読み方を是非覚えておいてくださいね。
さて、難読漢字3問、いかがでしたか?
今回は特に読み方が想像しづらい問題を出してみました。
全問正解できた方も、今回はあまり正解できなかった方も、また難読漢字にチャレンジしてみてくださいね。
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