メンバーたちが独立を望んでいるのかどうかは憶測の域を出ない話だが、もし現段階で完全独立すればグループ名、ファンクラブ、これまで楽曲のすべてを失うことになるのは間違いなさそうだ。となると、グループごと独立という選択肢は現実的ではなくなる。

 嵐の再始動のタイミングに関しては、先述の「新潮」記事では「秋にコンサート開催」「すでに会場を押さえている」と報じられたが、メンバーの松本潤が主演する舞台が7月から10月にかけて東京、北九州、大阪で上演され、さらに10月31日~11月2日にはロンドン公演もあることから、有力視されていたデビュー記念日「11月3日」のコンサート開催はほぼ可能性が消滅した。コンサート演出も手がける松本が舞台出演で忙しいとなると「秋に開催」というのも難しいとみられ、業界内では「現実的には来春くらいでは」といった声が飛び交っている。

 グループ活動再開の可能性は徐々に高まってきたが、旧ジャニーズの「呪縛」からは逃れられない運命にありそうで、ファンとしては複雑な思いを抱える人も多そうだ。