嵐をめぐっては、同日に「デイリー新潮」(新潮社)が「嵐『株式会社嵐』設立は独立への布石 四宮新社長に期待されている重要な役割とは」と題して独立説を報道。記事によると、秋にデビュー25周年コンサートを開催し、それを済ませたらすでに退所している二宮和也に続き、他のメンバー4人も独立する計画だと伝えられた。さらに、同記事ではメンバーたちがエンタメ系の法律問題に強い四宮氏を頼ったのは「独立時に楽曲の原盤権やファンクラブの譲渡条件をめぐって意見の相違も予想されるため」などとしている。

 グループエージェント契約締結の発表は、この報道を否定する意味合いがあったと考えられそうだ。メンバーが個人で独立するという形はあるかもしれないが、少なくとも当面「嵐」というグループはSTARTO社に属することが確定したといえる。

 これに対して、ネット上のファンからは「思いきった決断を期待していたけど、結局は旧ジャニーズから離れられないのか」「権利関係があるからSTARTO社とは切っても切れないところがあるんだろうな」「新会社作ったのに、これじゃ以前と何も変わらない」などと落胆めいた声が相次いでいる。

 その一方で「とにかく嵐が今後も存続すると分かったのはよかった」「5人がグループの未来を考えてくれているからこその契約だと思う」「何かしらのつながりを残しておかないとグループ名も曲も使えなくなるから仕方ない」と理解を示す意見もあり、賛否両論となっているようだ。