俳優の水上恒司が絶好調だ。映画の大ヒットや朝ドラでの高評価などによって、若手ナンバーワンと称されるほどの存在となっている。有力事務所からの独立騒動で一時は「消えかかった」という過去がありながら、なぜここまで大躍進できたのだろうか。

 今月12日、水上と福原遥がW主演する映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』が昨年12月8日の公開から約1カ月で興行収入30億円を突破したと発表された。同作は、第二次大戦末期の日本にタイムスリップした現代の女子高校生と特攻隊員の青年の時空を超えた切ない恋を描いたもので、当初はテーマが重そうということもあってそれほど期待されていなかった。