2023年のプロ野球は阪神の38年ぶり日本一で幕を閉じたが、1年を振り返れば、最大のトピックはWBC世界一。大谷翔平(エンゼルス)が決勝戦の9回2アウトの場面で同僚のマイク・トラウトを三振に打ち取り、グラブを放り投げたシーンは、日本スポーツ史に残る名場面として語り継がれるに違いない。

 そして今月19日に行われた『アジアプロ野球チャンピオンシップ2023』決勝の韓国戦も制し、侍ジャパンの勢いは止まらない。

 さてWBCでは投手15人、野手15人の計30人が招集され、栗山英樹監督の采配がことごとく的中してチームを優勝に導いたが、選りすぐりの精鋭たちに“WBC疲れ”は無かったのか? 今シーズンの成績を振り返ってみよう。まずは、WBCの勢いのまま1年を乗り切った選手たちだ。