◆おっぱいに対する思いは人それぞれ

乳がん チェック
 人によっておっぱいに対する思いはそれぞれですが、やっぱり女性性の象徴でもあり、見た目にもかなり影響するデリケートな部分です。

 患者さんによっては、どうしても残したいと考える人も多いようですが、私は逆に「とにかく悪い部分をゴッソリきれいに取り除いてほしい!」と思いました。

 あまり自分の女性性にこだわりもなく、さらにわたしはすでに結婚し、出産も経験して、子どもに授乳もし終わった身。自分のおっぱいは使命を終えたと思っていたので、「取るならとっちまいな!」という気持ちでした。

 ですが、そんなにスッキリと結論が出る人ばかりではないようです。病院で出会ったある女性は、30代で未婚。

 これから結婚も考えているので、胸を取ることはしたくないと言っていました。けれど部分切除では難しい場所にあるため、悩んだ末に全摘して再建(おっぱいを人工的に作ること)をすることにしたとのことでした。

 もうひとり、同じ病院で話した患者さんは、わたしよりずっと高齢でしたが、おっぱいにはこだわりがあるようで「乳首だけは残したいのよ!」と言って、乳首を残す手術をしてくれる病院を探して点々としていました。

 そのうちに乳がんが大きくなってしまって、部分切除どころではなくなってしまったようで、何とも言えない気持ちに……。

 女性はみな、平等おっぱいがついているけれど、そのおっぱいへの思いは人それぞれなんだなぁ。私も未婚でもっと若かったら「切りたくない!」という気持ちが強かったかもしれません。おっぱいを取るということは、年齢関係なく、人それぞれ受け止め方が違うのです。