◆お菓子ばかり食べていた息子は…
次に、今心配しているママやパパがいるとしたら、どうか安心してくださいとお伝えしたいと思います。
ここで、我が子のケースをちょっぴり紹介させてください。私は小学2年生になる男の子を育てる母でもあります。息子は生まれつき食が細く、親である私はいつも「もっと食べさせたい」という気持ちでいっぱいでした。
旅先では食が合わず、スーパーで購入したチョコチップクッキーを食べることもありましたし、咀嚼力の弱い幼児期においてはしっかりした食感の肉料理や野菜料理をほとんど食べてくれないこともありました。
そんなとき、私が大切にしたのは、そんな息子の姿勢や気持ちを一方的に否定しないこと。思うように食べられないときに、自分でおいしいと思える食べ物を探す出す姿勢を、まずは肯定的に受け止めることにしました。
そしてもっとも大切にしたことは、食事がつらい時間、つまらない時間にならないようにすること。
食卓におけるちょっとした発見や喜びを一緒に経験することで、「食事は良いことが起こる楽しい時間」という価値観を醸成することを心がけました。子どもが収穫してきた野菜でカレーを作って家族で味わうなど、本当になんでもいいと思います。
結果として8歳になった息子は、どんな場所でもそこでの食事を楽しめるように成長しました。お菓子ばかり食べているようなことは1日たりともありません。
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