ただただ、クドカンの巧さ、器用さを目の当たりにするだけの回でした。脚本家との会話にデートの内容をシンクロさせたり、オシャレでしたねえ。ドラマというのは、ある状況に人物を配置して、その配置に適した行動・セリフをあてがうという作業なわけですが、最終回が決まっていないと書けない脚本家に対して「最終回が決まってないなんて最高」とか阿部サダヲに言わせるところなんか、特に「技巧が冴えてんな!」と思いました。あとは、令和にきた純子ちゃん(河合優実)の良さがすごい。かわいい。

 それにしてもなぁ。最終回が終わったら「社会派のドラマでこんなに感動させるクドカンすごい!」って、またまた評価上げちゃう未来が見えるなぁ。たぶん、タイムスリップドラマとして、すごくおもしろい終わり方をすると思う。そういう信頼感はある。あと3回ですかね。しかと見届けたい。

(文=どらまっ子AKIちゃん)