米大リーグ・ドジャースの大谷翔平の通訳を務めていた水原一平氏が違法賭博に関与したなどと報じられ、球団から解雇された騒動の波紋が広がっている。水原氏の問題にとどまらず、米メディアの報道では「大谷の法的責任」に焦点が移行しつつあり、米球界を永久追放となったピート・ローズを引き合いにした報道まで出ている。

 今回の騒動では、水原氏が米連邦捜査局(FBI)の捜査対象となっている南カリフォルニアの賭博の胴元、マシュー・ボウヤー氏を通じて違法ギャンブルに参加し、負けが込んで少なくとも450万ドル(約6億8000万円)の借金をつくっていたことが判明。借金返済のためか、大谷の銀行口座から胴元側に約450万ドルが送金されていたことが分かっており、これが問題を大きくさせている。