今週の第1位は、「おひとりさまの教祖」といわれる上野千鶴子元東大教授が実は「入籍していた」と報じた文春に捧げたい。
嫌味な記事ではない。清々しいほどの純愛物語である。
「おひとりさま」の教祖のような上野千鶴子元東大教授だが、彼女には秘めた純愛と悲しい別離があったと、文春が報じている。
八ヶ岳南麓に、今から25年前の夏の頃、男女の姿が頻繁に目撃されるようになったそうだ。20歳あまり年上の男性に寄り添っていた女性は、フェミニズムの旗手で社会学者の上野千鶴子(74)だった。
「当時から彼女は月に二~三回、勤務していた東大のある文京区本郷から八ヶ岳に通っていました。愛車のBMWで深夜に出発し、中央道を爆走。『原稿執筆に没頭するため』とのことでしたが、実は恋焦がれた男性に会いに行っていたのです」(東大関係者)
おひとりさまが売り物の上野が親しい友人に「好きな男性」だと公言していたのは、23歳上の東京経済大学名誉教授で、「歴史学会の巨星」といわれた色川大吉だった。上野が東大教授に就任した翌年の96年のことだったという。
「おじさんと、お付き合いを始めたのよ」
色川と交流が深かった地域研究家の扇田孝之は、上野からそう打ち明けられたそうだ。
「上野さんのほうから交際を申し込んだんじゃないかな」(扇田)
「きっかけとなったのは、写真家の松本栄一氏が九十五年六月に出版した『KAILAS チベット聖地巡礼』(小学館)。上野氏と色川氏は、松本氏と共にカイラスを訪れ、同書に共著者として寄稿している。長い旅路の果てに二人は強く惹かれあった――」(文春)
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