捜索前に書類廃棄、当日に「事務所スタッフ不在」の謎

 秋本議員の捜査は、4日に議員会館の事務所や地元の事務所、自宅が捜索を受け、風力発電の会社は5日に東京地検特捜部が家宅捜索に入っていますね。報道の翌日に捜査が入るとは限らないというか、あんまりないと思います。予測できないんですよ。

 もちろん検察が捜索の日にちを教えてくれるはずもないのですが、記者さんたちは検察から情報をもらって朝から押し寄せてきます。普通はそこで初めて「ああ今日は強制捜査だな」と観念(?)するものなんですが、今回は少し様子が違いました。国会女子たちは、先週末に秋本事務所のスタッフが議員会館の事務所が大掃除をしていて、たくさんのファイルや書類を捨てているのを見ていたのです。強制捜査の前日である3日にも、秋本事務所のフロアのゴミ捨て場にたくさんのファイルが捨てられていました。強制捜査を予測して、事前に書類を整理していたのでしょうね。

 つまり、秋本議員は強制捜査や逮捕を予測して備えていたようなのです。なぜ事前に予測して対策を取れたのでしょうか。与党議員ですから、普段からマスコミと親しくして情報をリークしてもらっていたのかもしれませんね。

 なお秋本議員は外務政務官で、4期目でしたが、世間的には知名度は今ひとつですよね。同じ「あきもと」でもIR汚職で逮捕された秋元司元衆議院議員の方が知られているようで、「また秋元先生が?」と思った人もいたようです。