さらに今回はルールも曖昧でした。「手札のカードをオープンして相手に見せることができる」という条件によって駆け引きが生まれるはずが、カードを裏面同士で接着して相手にマークが見えない形でオープンしてもOKだったり、カードのマークをマジックペンで塗りつぶしてもOKだったり、表面に落書きしてもOKだったりと、もうむちゃくちゃ。ゲーム中にどんどん「脱法的にできること」が増えていくので、見ている側がバトルの進行に追いつくことができないのです。

 そもそも、CGで表現されているカードにマジックで落書きできるというところで「消えたり現れたりしてるそのカードは、紙なの? なんなの?」と引っかかってしまうし。

 結果、なんだかんだで照朝は負けて、潜夜と友達になって共闘していくようですが、今回のゲームでは「死」が賭けられることもありませんでした。つまりは、デスゲームですらない。ただのルールゆるゆるカードゲーム。

 世界配信に向けて、R18などのレーティングがかからない範囲でデスゲームをやろうという心意気は興味深いですが、ぼちぼち他人に「アクマゲームおもしろいよね!」と言うのはちょっと恥ずかしいなと、そんな感じのドラマになってきたと感じます。この時代において、話題に上げるのがはばかられるという状況は、なかなか苦しいですねこれ。

(文=どらまっ子AKIちゃん)