まずこの畑仲さんを「やべえやつ」と印象付けておいて、いったん放置。花咲たちは今回の臨店に赴くことになりました。
銀行の赤坂支店で融資をしている老舗の喫茶店チェーンから「機密情報が洩れている」というクレームが入って、話を聞くと、新進気鋭のカフェに出店計画の情報が知られているらしい。交渉中の物件が次々とそのカフェにかすめ取られていると。
まず老舗側が信用できて、カフェ側が信用できないという描写が入ります。老舗側は、出店候補地を決める際に綿密なリサーチをかけて、あえてトレンドから外して生活に密着した場所を選んでいる。コーヒーとトーストが超美味い。チェーン化して専務になった社長の妻が、今でも1号店のカウンターに立っている。
一方でカフェチェーンの社長はイケメンで胡散臭い。自分たちの店をシティ派とか言ってる。別にコーヒーも美味しくないしメニューも一面的でつまらない店だ。
そうした情報を入れておいて、カフェのほうの本社に入っていく畑仲さんを登場させる。どう見てもこの人が怪しい。あとは証拠を集めて突き付けて、畑仲さんに「黙れ」と言われた花咲が「黙りません!」とやれば、一丁上がりです。花咲舞は黙ってないからね。
最後に、昔は実直な行員だった畑仲さんを狂わせたシステムを花咲が「変えてやる」というドラマに通底するテーマを語って、次回に余韻を残します。カンペキ。ため息が出ちゃう。
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