同チャートはiTunes上でダウンロードされた回数などを基に集計されるランキングで、トップ10入りはデビューからわずか3カ月半の日本のグループとしては異例の好成績といえる。ヒップホップチャートでは、フューチャー、メトロ・ブーミン、ケンドリック・ラマーによる「Like That」に次ぐ3位となっており、快挙といっても過言ではない。

 1月に世界配信された「GOAT」が今になって米チャートで急上昇したのは、Number_iが今月14日(現地時間)に米カリフォルニア州で開催された世界最大級の音楽フェス「コーチェラ・バレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル2024」の特別ステージに出演したことが影響したとみられている。

 特別ステージはアジアにルーツを持つアーティストを世界に発信するプラットフォーム「88rising」によるもので、YOASOBI、Awich、新しい学校のリーダーズらと共にNumber_iが出演。〝新人グループ〟ながらステージのトリを務め、英語での曲紹介などを交えながら「FUJI」「GOAT」の2曲を披露した。

 さらに、韓国の人気ボーイズグループ「GOT7」の香港出身メンバーでInstagramのフォロワー数3300万人超を誇るアジアスターのジャクソン・ワンがサプライズで登場。「GOAT」のリミックスバージョンでNumber_iとコラボし、夢の共演は大きな反響を呼んだ。